第9回マルエーグループ安全大会
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令和6年11月14日(木)18時より「フェリー波之上」の車両甲板にて、九州運輸局鹿児島運輸支局長や協力会社役職員の皆様をご来賓にお迎えし、過去最高の総勢245名の参加を得て、第9回「マルエーグループ安全総大会」を開催いたしました。
冒頭、大会会長であるマルエーフェリーの有村社長から「今年は元旦から能登半島大地震が発生、記録的な猛暑の中、8月には日向灘沖地震が発生し、南海トラフ大地震との関係性から「巨大地震注意」も初めて発出された。先週は4個の台風が同時に発生するという経験したことがない異常気象の連続だ。何が起こるか判らない時代には、各人が常に安全意識を持って行動することが大事だと思われる。昨日の11月13日は「フェリーありあけ」が熊野灘沖で横転座礁してから15年になる。グループ在籍の1/3程の人は事故の事を全く知らないと思う。大事故を防ぐためには、自分だけではなく、周りや他のセクションにも注意を促すことが大事だ。今日参加した諸君は、参加していない同僚や他のセクションにも必ず伝えて頂きたい。今年も残り1ヶ月半となり年末年始の多忙な時期を迎える。全ての関係者が来年こそは無事故で素晴らしい年になる様に企業理念を忘れることなく真剣に取り組むことを切望する。」との挨拶に始まり、鹿児島運輸支局長様からも「自主的な取組みに対して敬意を表されるとともに、鹿児島の旅客船事故でフェリーが3か月半運休し、島民生活に大きな影響が出た事例を示しながら定期的な非常訓練の重要性について報告され、運輸・交通事業においては輸送の安全確保が第一であるという共通認識のもと、安全風土の定着を図るため、さらなる安全性の向上に向け、引き続き安全対策に努められることをお願いします。」とのご挨拶を頂きました。
最初に事故防止や障害者への安全な接客に貢献のあった11名の社員を表彰した後、「フェリーありあけ」の横転座礁事故のビデオを拝聴した。音響設備の効果もあり迫力のある放映となり、改めて「二度と事故はおこなさない」という経営トップの意識を共有した。次に第一海運の川俣班長の指導の下、参加者全員で道路を横断する際の「指差し呼称」を行い、同社前田常務より「異常気象や自然災害に備えるためにも一人ひとりが今まで以上に安全意識を高め、積極的に各種対策に取り組むことが必要であり、日頃の業務の点検や見直しを図ることが重要である。マルエーグループ全体の連携強化を推し進め、事故や労働災害のない安全文化の構築を目指し、全力を挙げて日々の業務に邁進することを誓う。」との大会宣言が発せられ、最後に木幡社長から「安全は全てに優先する」との基本理念を再認識し各職場において、日々の安全業務に努めよう。「皆様ご安全に」の言葉で大会は締めくくられました。