安全確保命令に基づく改善措置報告書の提出について
公開
本日、「輸送の安全確保に関する命令」に基づく改善措置報告書を九州運輸局長に対して提出しましたのでお知らせ致します。
マルエーフェリー株式会社並びに奄美海運株式会社が運航する鹿児島航路及び喜界島航路の使用船舶4隻が、当局からの危険物運送に係る特例許可条件に違反した状態で液体酸素等を運送していた事実が確認されたことにより、8月8日付けで九州運輸局長から輸送の安全確保に関する命令を受け、両社は直ちに下記の改善措置を講じました。
1.関係法令の遵守
違反運送直後に開催した安全管理対策会議において、海上運送法等関係法令遵守の徹底について、安全教育の更なる充実・強化を図るよう指示するとともに、各船、荷役会社、営業部等合同の勉強会や離島代理店合同勉強会を繰り返し開催し、周知徹底を図りました。
2.マニュアルの作成及び実施
独自の「危険物等取扱い手順書」及び関係荷役作業会社の手順書等を作成し、繰り返し勉強会を開催することで、その運用に関し、法令違反が発生することがないよう徹底を図りました。
3.安全管理規程の遵守
各部署における「安全管理規程及び作業基準」の音読に加え、「危険物等取扱い手順書」の勉強会を実施することで安全管理体制の強化を図りました。
マルエーフェリーグループ船社と致しましては、今回ご指摘を賜りました事項につきまして、全役職員が真摯かつ真剣に受け止め、二度とこのような不祥事を惹き起こすことのないよう、関係法令の遵守は勿論のこと、安全管理規程・付属基準等を的確に運用し、代理店並びに荷役作業会社等の関係者に対しても十分な安全管理体制の確立と安全教育を実施して参る所存です。
今後ともマルエーフェリーグループ船社に対しまして、これまでと変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
マルエーフェリー株式会社 奄美海運株式会社
代表取締役社長 有村 和晃 代表取締役社長 迫田 昌