令和6年度 第12回安全管理対策会議
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令和6年度第12回安全管理対策会議を船舶本部会議室において、十分な感染対策のもと開催しました。
冒頭、神山副社長から『事故例についてお話します。先日の3月11日、「琉球エキスプレス7」において那覇出港後、ブラックアウトが発生しました。船舶においては、出入港スタンバイ時には、電力の消費が多くなるために、発電機を並列運転して使用しています。出入港スタンバイが終わると、継続使用する発電機に電力を移し、不要な発電機を停止するのですが、同船の事故は、機関士が、停止すべき発電機ではなく、継続使用する発電機を停止したために船内電源を喪失しブラックアウトに至ったものです。「琉球エキスプレス7」においては、昨年の1月にも同様な原因でブラックアウトが発生しています。昨年の1月に事故が起きた際に、具体的な再発防止策を定めていますが、今回の事故はその再発防止策がちゃんと実行されていませんでした。
このように、ほとんどの事故の場合、当たり前のことをちゃんとやっていなかったことが原因として考えられます。仕事の基本であるABC、A(当たり前のことを)B(馬鹿にせずに)C(ちゃんとやる)を心がけて業務を行って頂きたいと思います。』との指示がありました。