フェリーができるまで
新造船”フェリー波之上”は、平成24年(2012年)9月 鹿児島-奄美-沖縄航路に就航しました。
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その1-起工式鉄道建設・運輸施設整備支援機構殿との共有船で貨客船兼自動車渡船(同造船所 第1160番船)の起工式が執り行われ、新しい船が誕生しました。
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その2-ブロック建造法船の詳細設計図をもとにブロックを分割するプランを作成し船全体を割して、造船所内の工場で組立てられていきます。
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その3-船台搭載起工式後、造船所内で組み立てられたブロックの内、最初に船体中央部の2つのブロックが、平成23年11月11日船台に搭載されました。
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その4-主機関本船は、主機関を2基搭載し、船速約21ノット(約40Km/h)でのサービスを提供致します。
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その5-船台搭載11月の船台搭載開始から1月半が経過し、船体の約1/4のブロックの搭載が完了しました。
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その6-主機関搭載JFEエンジニアリング(株)鶴見製作所にて諸試験に合格した主機関は、最終の整備を終え、貨物船によって造船所へ運ばれてきました。
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その7-ブロック搭載完了平成23年11月11日の船台搭載開始から約4か月が経ち、総数113個のすべてのブロックの搭載が完了し、進水に向けての作業が進められています。
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その8-命名・進水式進水式ではまず弊社代表取締役社長により“フェリー波之上”と命名された後、同社長令嬢により支綱切断が行われ関門港へと進水しました。
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その9-進水式三菱重工業(株)下関造船所の進水式は、船から支綱と呼ばれるロープを1本伸ばし、これにシャンパンを繋ぎます。
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その10-艤装工事船の建造工事は、船殻を造るための船殻工事と艤装のための艤装工事に分けられ船の進水までが船殻工事で、それ以降が艤装工事と呼ばれています。
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その11-ファイナルドックフェリー波之上は、6月18日から7月5日の間、ファイナルドックを行いました。
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その12-海上公試運転海上公試運転は、船の性能が定められたルールを満足しているか、発注者との契約で定められた性能であるかを確認するのが目的です。
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その13-引渡式平成23年8月4日の起工から約1年と一月を経て、平成24年9月19日引渡式を迎えました。